〇古山保育園 卒園式
〇小学校の新1年生に防犯グッズを贈呈
〇蓑虫庵講座「歩行ならば」連句を考える
〇ダンジリを活かした地域活性化に関する講演会・懇談会
《ADS便》桔梗が丘自治連合協議会 ききょう 健康講座
〇今月の花~3月~
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《速報》千代の国関の取組結果
【蓑虫庵講座「歩行ならば」連句を考える】
蓑虫庵や服部土芳について学ぶ「蓑虫庵講座」が、20日に行われました。
公益財団法人 芭蕉翁顕彰会が主催するこの「蓑虫庵講座」。
服部土芳の功績や松尾芭蕉との関係などを
より多くの人に知ってもらおうと毎年行われています。
今回のテーマは【「歩行(かち)ならば」連句を考える】
土芳の自筆本、「横日記」に記されている連句「歩行ならば」の巻について
芭蕉翁顕彰会学芸員の馬岡 裕子さんが講座を行いました。
まず、「歩行ならば」の巻で松尾芭蕉が詠んだ発句、
「歩行ならば 杖突坂も 落馬かな」を紹介。
連句の第1句である発句には、季語を用いらなければいけませんが、
これは、季語のない発句として有名だということが説明されました。
つづいて、土芳が詠んだ第2番目の句である脇句、
「角のとがらぬ 牛もあるもの」を紹介しました。
馬岡さんは土芳が詠んだ脇句について、
「【角のとがっていない牝牛もいる。 つまり、大人しい牛にのって行けば
落ちるような失敗もしなかったのに】という意味が込められている」と説明。
発句と脇句で和歌のように詠まれていることから
芭蕉も褒めていたということが紹介されました。
この日はおよそ20人が聴講に訪れ
馬岡さんの話を熱心に聞き、土芳や連句について学んでいる様子でした。